優雅な空の旅 ファーストクラス・ビジネスクラスをゼロ円で予約する方法をご紹介します。
ファーストクラス・ビジネスクラスは、いくらなの?
優雅な空の旅といえば、ファーストクラスやビジネスクラスだと思いますが、実際には、いくらかご存じですか?
これは2019年秋に日本経済新聞に掲載された広告の一部です。オーストリア・チェコ・ハンガリー3カ国周遊6日間のツアー代金が約14万円です。良心的な価格に思えます。
ところが、このツアー料金に含まれているエコノミークラスの搭乗席をプレミアムエコノミークラスに換えると22万円増し、ビジネスクラスに換えると42万円増しとなっています。
ツアー料金より高い金額を支払わないと、上位クラスの搭乗席にグレードアップ出来ません。
ビジネスクラスに至っては、14万円のツアー代に対して42万円も追加です。
ツアー代の3倍も追加だなんて、いつかは優雅な旅をしたいと思っていたけど、躊躇しそうな金額です。
ファーストクラスは、もっとすごいだろうと思います。
怖いもの見たさもあって、確認してみました。
ところが残念ながら、追加料金を払ってファーストクラスに変更可能なツアーは、存在しません。
同時期6日間往復ファーストクラスの航空券代をANAのサイトで調べてみました。
広告のツアーでは、行きが「羽田→ミュンヘン」 帰りが「ウィーン→羽田」ですが、ミュンヘンやウィーンに、ファーストクラスのANA便が飛んでいないので、往復フランクフルトで調べてみました。
新聞記事は2019年、ファーストクラスの航空券は2020年です。
便も違うし、比較時期も1年違うので、参考程度に見て下さい。スイマセン
なんとファーストクラスだと運賃だけで300万円 14万円のツアー代のなんと20倍以上です。
優雅な空の旅って、ホントに高いですね。
6日間のツアーのうち、飛行機に乗ってる時間は、片道約12時間、往復で24時間、約1日分です。
ツアーの1/6の時間に、こんなにお金を掛けるくらいなら、エコノミークラスで我慢し優雅な旅をあきらめる人が出てきてもおかしくない金額だと思います。
たまたま航空会社のミスで、座席だけビジネスクラスを体験した知人が、広々していてすごくよかった!ビジネスクラスって、ホントはいくらなんだろう?と言っていたのを思い出しました。
きっとこの金額を聞いたら、目が飛び出ちゃいます。
いつかは、優雅な旅行がしたいと思っていましたが、ファーストクラス・ビジネスクラスは、断念しそうな金額です。
ビジネスクラスやファーストクラスとは、どんな感じなのでしょうか?
空港に到着したところから、ビジネスクラス、ファーストクラスの優雅な旅は始まります。
チェックイン
空港に着くとまずチェックインカウンターに寄りましょう。
Webで座席指定等が出来るオンラインチェックインを利用している場合には、チェックインカウンターへ寄る必要はないのですが、直前に機種変更等で座席が変更になっている場合もあるので、確認するといいでしょう。
この時のチェックインカウンターですが、ビジネスクラス、ファーストクラスには専用のカウンターがありますので、エコノミークラスのように長い列に並ばなくても大丈夫です。
預け荷物
チェックインを終え、搭乗券を受け取ったら、手荷物カウンターで荷物を預けます。
ビジネスクラス、ファーストクラスは、エコノミークラスより重い荷物を複数個預けることが出来ます。
重い荷物を複数個預けることが出来るメリットは、帰りにお土産等で荷物が増えた時に実感出来るはずです。
また、<PRIORITY>の優先タグを付けてくれます。
このタグが付いた手荷物は到着した空港で預けた荷物を受け取るターンテーブルに、優先的に早く出てきます。
保安検査
空港によっては、保安検査優先レーンが利用出来ますので、ここでも長い列に並ばずにスムーズに検査を終えることが出来ます。
出国審査
特に、優先レーンは設けられていませんが、成田空港や羽田空港、中部空港、関西空港の出入国審査場に「自動化ゲート」が導入されているので、スピーディーに通過出来ると思います。
ラウンジ
無事に、出国審査を終えると、空港内とはいえ国外扱いとなり免税店が並ぶショッピングタイムです。
まだ海外に着いたわけではありませんから、お買い物はほどほどにして、ウィンドウショッピングを楽しみます。
搭乗時間まで、少し時間があるので、カフェでお茶でも飲みましょう。
といった感じがエコノミークラスの過ごし方だと思います。
ところがビジネスクラス、ファーストクラスは、専用のラウンジがあります。
高級ホテルのようなラウンジ内で、アルコールやお食事も飲み放題、食べ放題です。
上質なシャワールームもあるので、長時間のフライトに備え、シャワーを浴びてリラックスした服装に着替えるのもいいかもしれません。
搭乗
いよいよ、搭乗時間となりました。
ご高齢のお客様、小さなお子様連れのお客様、妊娠中のお客様、お手伝いの必要なお客様、ファーストクラスをご利用のお客様に続き、ビジネスクラスが、優先的に機内へ搭乗します。
機内
席に着くと、CAが〇〇様と名前を呼んであいさつに来て、ウエルカムドリンクをすすめます。
ラウンジで飲み過ぎなかったのは、ウエルカムシャンパンを頂きたかったからです。
機内食もテーブルにはテーブルクロスを掛けて、有名シェフが腕を振るったフルコースを頂くことが出来ます。
この時もお好きな飲み物をお好きなだけ頂くことが出来ます。
目の前の大きなモニタで映画を観ていましたが、飽きてきたので、ひと眠りしようと思います。
後ろの席に気を使ってリクライニングを完全に倒せないなんていうことは、ビジネスクラス、ファーストクラスでは、無用です。
長距離路線では、フルフラットになるシートなので、安心してゆっくり睡眠を取ることが出来ます。
全ての席が通路に面しているので、寝ている方を起こさないとトイレに行けないので我慢したということもなく、ストレス知らずです。
トイレもビジネスクラス、ファーストクラス専用のものが用意されているので、トイレの渋滞もありません。
降機
いよいよ、目的地に到着しました。ファーストクラスに続き、ビジネスクラスが優先的に飛行機から降りることが出来ます。
入国審査
一部の空港では、優先レーンが利用できます。
手荷物受取
ターンテーブルに流れてくる荷物は、<PRIORITY>の優先タグが付ているので、すぐに流れてきます。
ANAビジネスクラスを紹介した4分間の動画がANAのyoutubeチャンネルにありましたので、ご覧ください。
ファーストクラス・ビジネスクラスのサービスは、大体お分かりになりましたか?
こんなに優雅な世界なら、ホントは、ぜひ利用したいですよね。
実は、ファーストクラスやビジネスクラスをゼロ円で予約する方法があります。
その方法がマイルを利用する方法です。
マイルなんて、そんなに貯まらないよ! マイルで旅行が出来るほど飛行機に乗らないし! という声が聞こえてきそうです。
私も、世界中を飛び回るような仕事でもない限り、マイルなんて貯めてもムダだと思っていました。
世界中どころか、せいぜい半径30キロくらいしか移動しないような日々を送っていますので、マイルを貯めたことも、貯めようと思ったことすら、ありませんでした。
ところが、2017年夏、「飛行機に乗らなくてもマイルは貯まる」「1年間に20万マイルは楽勝」この様なネット広告を見つけました。
興味があったので、その広告を自分なりに調べてみると、そんなに難しくないことが分かりました。
さらに検索をして、ネットに書いてあることを真似てみたところ、マイルのことを何も知らない私でも、2年間でおよそ60万マイル貯めることが出来ました。
2年間で貯めた60万マイル
どれくらい飛行機に乗れるのでしょうか?
日本—ニューヨーク 往復がエコノミークラスのチケットは、5万マイル必要なので、12往復出来ます。
人気のハワイ往復もエコノミークラスのチケットを予約するのに必要なマイル数は、4万マイルなので15往復も出来ます。
2ヶ月おきにハワイへ行っても、60万マイル使いきるのに2年以上かかります。
つまり、同じペースでマイルが貯められれば、2ヶ月おきにハワイへ一生行ける計算となります。
日本—ニューヨーク 往復をファーストクラスを使うと15万マイル必要になるのですが、60万マイルあれば、4往復も出来てしまいます。
知人が集まった席で、このことを話すと、だいたい目の色を変えて、「どうやってそんなにマイルを貯めたの?」と聞いてきます。
マイルの話をするために集まった席ではないので、興味のある人だけに後で読んでもらおうと、このようなブログを始めることにしました。
マイルのことを詳しく知らなくても、解かりやすく説明しますので、優雅な旅行をお得にしたいと思っているなら、ぜひお読み下さい。
ここに書いてある通りにやれば、必ず確実にマイルは貯まります。一生に一度は乗ってみたいと思っていた夢のファーストクラスも、1~2年後には実現します。
しかも、一度と言わず何度も可能になります。
これから説明する方法は、2年前にはマイルのことを全く知らない初心者の私でも2年間で60万マイル ニューヨークをファーストクラス4往復分も貯めることが出来た方法です。
「マイル」とは
そもそも「マイル」とは、なんでしょうか?
ここで使っている「マイル」は、もちろん距離の単位ではなく、航空会社が発行するポイントと思ってもらえばいいと思います。
航空会社がマイルを提供する仕組みを「マイレージプログラム」とか単に「マイレージ」と呼んだりします。
日本の大手航空会社には、ANAとJALの2社があります。
それぞれ、ANAとJALには、「マイル」を提供する仕組みがありますが、互換性はありません。
ANAのマイルは、ANAの航空チケットに換えることが出来ますが、JALの航空チケットには換えられません。
JALのマイルは、JALの航空チケットに換えることが出来ますが、ANA の航空チケット には換えられません。
ヨドバシカメラのポイントはビックカメラでは使えないのと同じです。
私が貯めた60万マイルは、ANAのマイルです。このブログでは、ANAのマイルについてお話していきます。
特に断りがない限り、マイルといった時には、ANAのマイルのことだと思って読んでください。
なぜ、ANAなのか? 別ページで説明する予定です。
マイルの貯め方
では、マイルはどうやって貯めるのでしょうか?
普通に考えると、「飛行機に乗って貯める」と思っていますよね?
少なくとも、2017年夏までは、私もそう思っていました。
ところが、マイルは
1. 飛行機に乗って貯める
の他に、
2.クレジットカードを使って貯める
3.ポイントサイトの利用
大きくは、この3つの方法があります。
1.飛行機に乗って貯める
この方法は、「マイル」と聞いたら最初に思いつく方法だと思いますが、実際にはどれくらい貯まるのでしょうか?
飛行機に乗って貯まるマイルのことをフライトマイルといいます。
このフライトマイルは、搭乗席のクラスによって、違ってきます。
上位クラスであるファーストクラスだと、通常の1.5倍のマイルがもらえます。
早割等安い価格でエコノミークラスを予約した場合には、通常の30%位のマイルしかもらえなかったり、格安ツアー等だと、まったくマイルがもらえないこともあります。
飛行機の座席には、ファーストクラス(F)、ビジネスクラス(C)、プレミアムエコノミークラス(PY)、エコノミークラス(Y)の4つのクラスがあります。
( )内は、略称です。
全ての便にすべてのクラスの座席があるわけでありません。
韓国や台湾のような近距離便では、ファーストクラスの設定はなく、ビジネスクラスとエコノミークラスしかありません。
また、ビジネスクラスの設定もなく、全席エコノミークラスという路線もあるようです。
また、路線だけではなく機種によってもファーストクラスの設定がある場合とない場合があります。
ANAの場合、ボーイング777(トリプルセブン)とエアバスA380だけがファーストクラスの座席があります。
例えば数年前に日本製部品を35%も使っていて、胴体が金属でなくカーボンファイバーで話題になったボーイング787にはファーストクラスの座席はありません。
話しを戻しましょう
日本—ニューヨーク の基本フライトマイルは、6723マイルです。
仕事で利用される方は、ビジネスクラスの場合も多いと思いますが、ビジネスクラスだと基本フライトマイルの70%~150%のフライトマイルがもらえます。
仮に100%だったとしたときには、ニューヨークを往復すると、6723×2(往復)=13446マイル貯まることになります。
私が2年間で貯めた60万マイルをニューヨーク往復で貯めるとすると、
600000(マイル) ÷ 13446(フライトマイル/回) = 44.6(回)
2年間に44往復
ということは、
365(日)×2(年)=730(日)
730(日)÷44(往復)=17(日/往復)
つまり17日おきにビジネスクラスでニューヨークを往復すれば、2年間で60万マイル貯められます。
そんな人いるのでしょうか?
2.クレジットカードを使って貯める
クレジットカードを使うとポイントが付くことは、ご存知だと思います。
このクレジットカードのポイントは、クレジットカードの種類にもよりますが、マイルに換えることが出来ます。
通常は、利用額の0.5%~1%のポイントが付き、そのポイントが、1~2ポイント=1マイル 程度の割合で交換出来ることが多いようです。
どれくらいクレジットカードを使えば60万マイルを手に入れることが出来るのでしょうか?
計算は、簡単です。1%のポイントが付くクレジットカードで、1ポイントが1マイルになる場合だと、60万マイルを1%(0.01)で割れば、いいのです。
600000(マイル) ÷ 0.01 =60000000(円)
ゼロが多くて、解かりにくいですね 6千万円です。
毎年3千万円クレジットカードを使えば、 2年間 で60万マイル貯められます。
日銀総裁の年収がおよそ3500万円といいますから、日銀総裁でも、毎年3千万円を使うのは、厳しいかもしれません。
3.ポイントサイトの利用
「ポイントサイト」をご存知でしょうか?
ポイントサイトは、そのサイトを利用することで、ポイントがもらえるサイトのことです。
「ハピタス」、「モッピー」、「ちょびリッチ」など、100近いポイントサイトがあるそうです。
ところで、「ぐるなび」とか、「一休」というサイトはご存知ですか?
これらのサイトは、ポイントサイトとは呼びませんが、そのサイトからレストランやホテルを予約すると、「ぐるなび」や「一休」のポイントがもらえます。
直接レストランやホテルに電話やメールをして、予約をすると、「ぐるなび」や「一休」のポイントはもらえません。
ポイントサイトも仕組みは同じだと思ってください。
ポイントサイトにYahooショッピングへのリンクがあるので、そのリンクからアクセスすると、そのポイントサイトのポイントがもらえます。
Yahooでショッピングをする時に、直接Yahooショッピングのサイトにアクセスしたのでは、ポイントサイトのポイントはもらえません。
直接レストランを予約すると、ぐるなびのポイントがもらえないのと同じです。
実は、このポイントサイトの利用がマイルを大きく貯めるカギになります。
例えば、楽天カードは「いま楽天カードを作ると5000ポイントプレゼント」というようなキャンペーンCMをやっています。
そのまま楽天カードを作ると5000ポイントはもらえますが、それで終わりです。
ん?お得なのでは? と思いますよね
ところが、楽天カードを紹介しているポイントサイトがあります。
楽天カードを紹介しているポイントサイトのリンクから、楽天カードを作ると、楽天カードから5000ポイントもらえる他に、ポイントサイトからも同程度のポイントがもらえます。
つまり、ポイントが二重取りになります。
2019年10月26日 モッピーというポイントサイトで8,000ポイントもらえました。
もらえるポイントは日々変わります。
2020年4月4日現在、楽天カードを扱っているポイントサイトは、ほとんどありませんでした。
このことを知らずに楽天カードを作ると5,000ポイントで得したと喜んでいますが、ポイントサイト経由だと5,000ポイントの他に8,000ポイントも、もらえます。
トータル13,000ポイントもらえることになります。
知人が集まっている席では、詳しく説明せず、クレジットカードを作ってポイントを貯めることが、マイルを貯めるコツですと簡単に話しました。
実は、ただクレジットカードを作るのではなく、ポイントサイトを利用してクレジットカードを作ることで、マイルが貯まるスピードがさらにアップします。
マイルを貯める方法として、
「 1. 飛行機に乗って貯める 」
「 2.クレジットカードを使って貯める 」
「 3.ポイントサイトの利用 」
という3つの方法をご紹介しましたが、もちろん3つの方法を並行して実践することになります。
ところで、「 1. 飛行機に乗って貯める 」 の場合には、そのままマイルが貯まるのですが、 「 2.クレジットカードを使って貯める 」「 3.ポイントサイトの利用 」 の方法では、マイルではなくポイントが貯まることになります。
いろんな方法で貯めたポイントをマイルに換えるのに、マイラーの間では、定番となるお得なポイント⇒マイル交換術がありますので、別ページで紹介いたします。
長文になってしまいましたが、最後まで、お読みいただきありがとうございます。
もし、ご興味を持っていただけたなら、別のページも引き続きお読みください。
また、質問、ご意見等がある場合には、下のコメント欄に記入して下さい。