ANA特典航空券の払い戻し
出発前であれば、3,000マイルの払戻手数料を引かれますが、戻ってきます。
日程変更は手数料なしで出来ます。
急な予定が入って、旅行に行けなくなったときに、手数料の引かれる払い戻し(中止)ではなく、日程変更という選択肢もありだと思います。
ところが、旅程が始まってしまった場合には、どうなるのでしょうか?
利用者側の理由による場合には、払い戻しは、してもらえないようです。
ところが、天災や新型コロナウィルスによる欠航等の場合には、払い戻しに応じてもらえます。
さて、その場合、どれくらいのマイルが戻ってくるのでしょうか?
実際に体験しましたので、お伝えします。
払い戻ししたプラン
大阪 ✈ ソウル (ビジネスクラス)
(日帰り)
ソウル ✈ 東京 (ビジネスクラス)
(途中降機)
東京 ✈ シンガポール (ビジネスクラス)
—(4泊)———————————————-
シンガポール ✈ 東京 (ビジネスクラス)
ソウル日帰り + 東京でストップオーバー + シンガポール4泊 すべてビジネスクラスというプランを作りました。
これで、一つの旅程になっています。
乗り換え、途中降機を使いこなしたプランなので、詳しく知りたい方は、別の記事に詳細を載せますので、そこをご覧ください。
ストップオーバー中に欠航
ソウル日帰りは、2019年9月 1ヶ月間日本でストップオーバーした後、シンガポールを2019年10月の予定でしたが、台風19号のためにシンガポール便が欠航となりました。
この時点で払い戻しも選択出来ましたが、航空券の有効期限は旅行開始から1年なので2020年9月まであり、変更手数料もかからないことから、シンガポール行きを2019年10月から2020年4月に変更しました。
ところが、新型コロナウィルスで2020年4月には行けなくなりそうだったので、2020年2月にさらに変更手続きをして、2020年7月に変更しました。
2020年6月にANAからメールが来て、2020年7月のシンガポール便も欠航となってしまいました。
マイルで予約した特典航空券は、有効期間が1年なので、2020年9月まで変更可能ですが、まだ海外旅行へ行けるほどコロナが収束しないと思われるため、結局、払い戻しの手続きをしました。
2度の変更後に払い戻し
通常、利用者側の理由による旅程途中の中止であれば、払い戻しはしてもらえません。
今回のプランは、すでにソウルへ行っているため旅程はスタートしているので、払い戻しはしてもらえないのですが、欠航なので払い戻しをしてもらうことが出来ました。
このときの計算方法をANAの方に確認しましたので、お伝えします。
すでに旅程が開始している途中,欠航による払い戻しというケースです.
レアなため、ネットでは、計算方法を見つけることが出来ませんでした。
今回、私の作ったプランは、シンガポールが目的地です。
大阪 ✈ ソウル ✈ 東京 ✈ シンガポール (目的地)
【往路(行き)3便】
シンガポール ✈ 東京
【復路(帰り)1便】
この予約に必要なマイルは63,000マイルです。⇒ 片道 31,500マイル
復路(帰り)は、まったく利用していないので、31,500マイル 払い戻し ①
往路(行き)3便のうち、利用したのは、大阪 ✈ ソウル ✈ 東京 の2便です。
31,500マイル ÷ 3便 =10,500マイル
1便あたり10,500マイル のうち、利用していないのは 東京 ✈ シンガポール の1便 つまり、10,500マイルの払い戻し ②
① + ② = 42,000マイル 払い戻しとなります。
払い戻しの考え方
往路、復路 別々で計算
往路、復路 別々で計算します。
まだ、目的地に着いていないので、復路は未使用という考えです。
便数で案分
大阪 ✈ ソウル
ソウル ✈ 東京
に比べ、
東京 ✈ シンガポール
の方が距離が長いのですが…
と確認しましたが、距離には関係なく、便数で案分するそうです。
往路は、3便乗ることになっていて、2便はすでに利用していますので、払い戻しは1便分という計算になるそうです。
まとめ
63,000マイル支払って、42,000マイル払い戻されました。
ソウルへビジネスクラスが21,000マイルで行けたという計算です。
と思えば、悪くないですが、日帰りですから…
本来、シンガポール往復ビジネスクラスは、時期によって55,000~63,000マイル必要ですが、42,000マイルしか戻ってきません。
ま、コロナですから、仕方がないのですが、残念です。42,000マイル戻ってくるので、良しとしましょう。
もし、あなたもこのような事態に巻き込まれたら、払い戻しの場合のマイルはこのように計算するようです。
変更で様子をみるか、払い戻しを選択するか 悩んだ時の参考にしてください。
ちなみに、旅程がまったくスタートしていない場合には、今回のように利用者側の理由でない場合には、払い戻し手数料は掛からず、支払った全マイルが戻ってきます。
空港諸税等も計算して、未使用分は返してもらえます。